
スタットレスタイヤの交換時期と製造年月日の確認方法
都会や雪があまり降らない地域の方々は新品のスタットレスタイヤを買うのか
中古のスタットレスタイヤを買うのか迷った事があると思います。
というのも都会ではあまりスタットレスタイヤを使用しなくとも過ごせてしまう事や
新品を買ってまでタイヤの性能を発揮できる日が何日あるのかを考える方もいらっしゃる
のではと考えておりますが中古だから効力を発揮しないという内容ではございません。
あれば安心、もしもの時に備えておいた方が良いスタットレスタイヤ。
今回はそもそもタイヤの製造年月日の確認方法や中古スタットレスタイヤの効力は
本当に発揮されるのかについてお話ししていこうと思います。
タイヤの製造年月日の確認方法
ラジアルタイヤにしてもスタットレスタイヤにしても中古販売されている事は皆さん
ご存じの方は多いと思われますが、実際どのようにして購入されてるのか調査した
訳ではないので回答出来ませんが、私が中古タイヤを買うとしたらどのような所を
見て買うのか、その確認方法を画像にてご説明いたします。

タイヤの側面(サイドウォール)にアルファベットと4桁の数字が記載されてますが
この4桁の数字が製造年月日になります。
アルファベットについてはタイヤの製造工場などの識別の意味があるようです。
では4408とはいつの時期に作られてたタイヤかと言いますと44週08年になり
2008年製の44週目の製造日になります。
44週って・・・ピンと来ないですよね。
ひと月が5週ありますので例えば10と記載されていれば10週は2月末という事に
なり、5週は1月末ですし22週と言えば4月の2週目になります。
44週という事は8月の4週目(8月末)という事になります。
この画像のタイヤは12年前のタイヤになります。
スタットレスタイヤの交換時期は
一般的にはスタットレスタイヤの交換時期は5年と言われ、購入時期からの考え方では
なく製造年月日から5年という事になります。
通常のタイヤ販売店ではその年製造の商品をラインナップされており
スタットレスタイヤの種類や値段、メーカーも様々です。
当然、高いスタットレスタイヤは性能面でも素晴らしいと言えますが、雪国で使用する
スタットレスタイヤと都会で使用するタイヤではタイプが異なる為、
都会ではそれほど高価な物はないと考えて良いでしょう。
販売店で新品でも特価やセール品で安いタイヤを目にする事があると思いますが
そのようなタイヤは去年製造されてタイヤと考えて良いと思われます
(そうで無い時もある)
ではなぜ5年という話になるかと言いますとタイヤはゴム製品になる為、定年劣化が
起こりますが特に問題な事が通年を通してタイヤを使用しない、使用する時期が短い
といった事から保管する時期の方が長くなってしまうのも劣化の原因になります。
タイヤのひび割れは側面だけではなく地面との接地面(溝がある面)にもヒビが入る
ので注意して確認して頂きたい事とタイヤの硬貨がおき、古くなればなるほどゴムは
固くなり本来の性能が発揮されなくなります。
タイヤは使い続ける事で劣化を防止してますがゴムが摩擦で擦り減って行くので長く
使えても2~4万キロが限界です。
2年で4万キロ走る軽ワゴン車を使用する私には新品タイヤでも2年で終了です。
定年劣化は当然ありませんが擦り減るという事から交換に至りますが、
それはどこで判断出来るかと言いますとタイヤにはスリップサインというマーク的な
役割を担う部分がありますのでご説明致します。

四角の赤マーク部分がスリップサインが出てきた事がわかるのですが分かりにくい
ので分かりやすい画像をお見せ致します。

お分かり頂けますか・・・タイヤの溝の中に出っ張りがあります。
この出っ張りがスリップサインの部分になりタイヤ溝が減っていくと
このスリップサインと周りに溝が同じ高さになり交換時期と判断出来ます。
なので先ほどの四角の部分はスリップサインが同じ高さになったので交換
という事が判断出来ます。
ご自身でタイヤ交換される方にとっては知っている事ばかりだと思いますが
一度買ったスタットレスタイヤをお持ちならラジアルタイヤはどこかに保管されていると
思いますがタイヤの保管方法にも定年劣化を防ぐ方法があります。
タイヤの保管方法
- 保管場所は直射日光があたる場所は避けましょう。
- 空気は抜いて保管しましょう。
- ラップでタイヤ(ゴム部)を保護する事でヒビ割れを防止出来ます。
上記3点を注意して頂ければタイヤは意外と長持ちします。
また近年のタイヤの性能は驚くべき進化を遂げており、10年前には○国のタイヤは
使いものにならなかったのに近年では普通に使えるようになりました。
当然、国内製品のタイヤはゴムの品質が良くなり定年劣化も昔ほど早くありませんので
安心して使える良いタイヤが沢山あります。
まとめ
都会にお住いの方でも履いて安心のスタットレスタイヤを装着する事をおすすめします。
また中古より新品が良いと思われますが予算や使用頻度を考えてチョイスして下さい。
中古を購入される場合には今回のお話を総合的に判断して頂きますようお願い致します。
保管したタイヤをご自身で交換される場合には空気圧の確認、ホイルナットの規定トルク
をきちんと確認して作業を行って下さい。
タイヤは車でブレーキと同様に一番大切なパーツなので作業やチョイスを間違えると
大事故にもなりかねません。
中古タイヤにしろ新品タイヤにしろ雪道では安全第一でご走行をお願い致します。
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