小型発電機は便利だが騒音解決には消音ボックスの作り方

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小型発電機は便利だが騒音解決には消音ボックスの作り方

停電、災難時や非常事態に役にたつのが発電機や貯水槽といったライフラインに
欠かせないアイテムがあります。

今回は発電機について少しお話したい事と発電機の音について
お話していきたいと思います。

発電機には色々と大きさがあり、小型の物から大型までありますが何に違いがあるかと
言いますと発電能力に違いがあります。
小型タイプの発電機であると600wまでの発電機や900wといった物があります。
その数字通り600wまでの家電製品を使用出来る発電機ですが600wというと何を
使用出来るかと考えると携帯電話やタブレットの充電、蛍光灯や灯光器、パソコンやテレビ
といった物が使えます。

少し話がそれますが、正弦波インバーターや修正波インバーターといったバッテリーから
100Vコンセントを使用出来るアイテムがあります。
正弦波インバーターは電力の供給が安定した物になり、パソコン等を使うには
この正弦波インバーターを使用しないとパソコンが安定しないといった物になります。
言い換えれば修正波インバーターは安定した電力を供給出来ないのでマイクロセンサー
などが内臓されていない電化製品向けです。

では発電機にもこの修正波と呼ばれる物と正弦波の物があります。
日本企業の販売する発電機は全てといっていいくらい正弦波の発電機になるので
パソコンなどのやマイクロセンサー内臓の炊飯器、電子レンジ、冷蔵庫を使う事が
可能ですが稀に海外製品の発電機で正弦波ではない物があるのでご注意下さい。

非常に便利な発電機ではありますが、音がうるさいといった問題もあります。
例えば、自宅が何らかの問題で電気が使えない状態になったとしても発電機を
動かせば騒音問題で近所迷惑になりかねません。
だからといって室内で発電機を使用する事は不可能に近いと言えます。
理由は発電機はエンジンで動く仕組みになっており、エンジンが回れば排気を出す
といった車と全く同じ仕組みになっているので室内では酸欠になります。
いくら換気をしても換気が追い付かないのでやめておきましょう。

ではこの騒音の問題を解決するのに各企業が開発販売している商品が何点かありますが
どの商品も良く出来ていますが高額です。
発電機を買う以上の消音ボックスを買うことは非常に悩まされる問題ではありますが
何もなしで使うには音がうるさくて使えないといった事にもなります。
工事現場や音に問題がない場所での使用にはこのお話は関係ありませんがキャンプ場や
自宅、キャンピングカー、船等で使いたい方には解決したい問題です。

そこで今回は騒音ボックスの作り方とその効果についてご説明します。
私の使用している発電機はヤンマーG900という発電機になり、ヤマハのEF9HIS
やef900isといった商品と同じ物になります(OGM)

騒音ボックスの作り方

予算を抑えて効果の期待できる騒音ボックスはどのようにして作ればよいか・・・
またせっかくの小型発電機でも騒音ボックスが大きくなれば意味がない。

今回は私が考えた一番のコンパクトと効果を発揮できる方法をお伝えします。

ボックスは出来るだけ小さな物で対応する。

私の選んだコスパもよくてベストサイズな収納ボックスです。
値段が値段だけに作りとしては決して頑丈ではなく、厚みもないので蓋の上に大人が
座る事は出来ませんがこのボックスで良い理由をこれからご説明していきます。

熱放出をよくする為、側面のカバーやプラグメンテナンスカバーは取り付けておりません。

発電機エンジンは熱放出をよくしておいて下さい。

消音ボックスの外部の写真になりますが4面に各部材を取付てます。

  • 吸気口(発電機に吸気が必要になる為、吸気口が必要)
  • 排気口(発電機のエンジンマフラーから出る排気を出す)
  • 強制換気ファン(エンジンの高温を防ぐ役割)
  • 電気配線取り込み口(吸気の働きもある)

上記4点のパーツを取り付ける事によって発電機の熱問題を解消出来ますが
夏場の使用に関しては例え強制換気ファンがあったとしても1時間に一度は
消音ボックスの蓋を開けて全体の空気の入れ替えをおすすめします。

全体像の画像ですが前面に消音材を張ってます。
この消音材はキジマ(Kijima) 消音グラスウール(耐熱温度600℃) といって書いてある
通り600度まで耐熱の耐久性があります。

上記でお話した通り薄い収納ボックスでも厚さ5cmの消音材を張る事において
ボックスの厚みは関係なくなります(コスパ重視)

強制排気ファンと吸気口取付の画像になります。

エンジンマフラーの排気口と電気配線口の画像になります。

発電機を実際に収納した画像にありますが、電気配線は右画像の様にして
接続しております。
1口は強制排気ファンの為のコンセントとして使用します。

エンジン排気口はこの様にして直接マフラー部分に押し当てる形で排気は行えます。

まとめ

実際に音の検証はまた動画にて検証報告を致しますが確実に消音効果は確実に行えます。

また発電機の熱問題ですが当初は強制排気ファンを取付ておらず、発電機が以上に熱を
持ち心配になりました。
強制排気ファンの取付で発電機の異常な熱は解決しましたがエンジン保護(発電機)の
為にも1時間に一度の消音ボックスの蓋の開閉は行う事がおすすめです。

夜のイカ釣りに使用する集魚灯はバッテリーを使用する為、メインエンジンをアイドリング
状態でライト点灯が必須でしたが発電機によりメインエンジンを使う事無く集魚灯を
使う事が可能ですしメインエンジンの寿命を延ばすことが出来ます。

発電機の音でお困りの方がいらっしゃれば一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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