
単水栓、蛇口の止まりが悪いや水漏れを修理する方法
近年、水道修理での多額な請求や工事を途中で投げ出すといったニュースを耳にします。
パッキン交換の場合には平均¥3000~5000円くらいが妥当な金額になり、
単水栓蛇口交換の場合は¥8000~10000円(蛇口込みの金額)になりますので
業者へ依頼される場合には参考にしてください。
では水道の蛇口修理について画像を確認しながらご説明したいと思います。
どのご家庭にもある蛇口ですが、今回修理する蛇口は散水栓と呼ばれるタイプ
の蛇口になりますが単水栓といった蛇口は洗濯機やガレージ、ベランダ
に使われる事が多い蛇口です。
この2つのタイプの蛇口の構造は共通で修理取替は非常に簡単です。
分かりやすく説明するには大量の画像に説明が必要になるので簡素化して
説明していきたいと思いますが分かりにくい所があればお問い合わせ頂ければ
ご対応致します。
蛇口の分解、パッキン交換
交換前に必ず行う事は止水栓を止める(一般家庭であればメーターBOXの止水)
では下記画像を見ながらご説明します。
左上の画像は水道パイプから抜けた物です。
修理には蛇口と継手を取替てパイプに接着して戻す必要がありますが先ずは
蛇口にはパッキンが2か所あるのでそのパッキンを交換します。

右下の画像は蛇口からばらした部品になり、パッキンと呼ばれる物は2個あります。
その1つが右下にある上部パッキンと呼ばれる物になり、蛇口のハンドル
(水を出したり閉じたりする部分)部分から水漏れする場合には上部パッキンの
交換で修理は簡単に出来ます。

ばらすには蛇口のハンドル部の下に六角にデザインされたパーツを反時計回りに回す
画像(右下の左部にあるパーツ)
先ほどの画像と一枚前の画像をよく見て頂きたいのですが右上は上部パッキンを取替た
画像でネジの切った部品にワッシャーとパッキンと入れ替えてます。
構造と部品の順番は右下の画像が分かりやすいと思います。
では上部の三角パッキンの他にもう1つのパッキンは左下の画像にある小さなコマ
のような物がケレップと呼ばれるパッキンになります。下画像参照

ケレップにはパッキンが付いてるので左上の画像はケレップからパッキンを取り外した
物になりますがパッキン面に凹みがあります。
この凹みが大きくなったり、傷がつくことで水の止まりが悪いといった症状が
出てくるので蛇口の止まりが悪いといった場合にはこのケレップを交換しましょう。
裏技の続きですがパッキンを裏返せば新しい面のパッキンが現れます。
新しい面を使うようにまたパッキンを取り付ければ凹んだ状態より
よい状態で使用する事が出来ますが、新品交換をオススメします。
蛇口本体を全て取り換える場合には
蛇口のパッキン交換についてお話しましたが、蛇口本体を交換する方法も
お伝えしておきます。
先ほどの画像も見て頂きたいのですが、蛇口にネジが切ってます。
このネジにシールテープと呼ばれる水を止める為のテープを巻く必要があります。
画像にある緑色の丸い物がシールテープですが青色やオレンジ色といった
メーカーのよって色の違いはありますが物は大体同じです。
これも300円~800円程度で売られてますがあまり安い物はやめておきましょう。
ネジ部分は蛇口が新品の場合には奇麗な状態ですがこの様に使用していた物
であれば、前に巻いていたすシールテープが残っているので奇麗に取ります。

奇麗に取れたネジ部分に直接シールテープを巻くで良いのですが上手く
巻けないとシールテープが滑ってしまいます(水漏れが起こる)
滑るという表現はシールがネジにしっかり噛み合わずネジ部とシールがクルクル
回るといった現象が起こります。
そこでシール材を使う事でシールの滑りを止める役割になりますが
こちらは意外と金額がします。シールテープを上手く巻けない人や絶対に水漏れ
をさせたくない人はこのシール材を塗って下さい。
使用方法はシール材をネジ部に軽く塗ります。そしてシールテープを時計回りに
巻いていきます。
(右手でシールテープを巻く場合には蛇口を左手に持ちネジが右に来るようにする)
この状態でもうシールテープは滑りませんが私はシールテープの上からも
少しシール材を塗ってから継手とジョイントします。

道具を使って継手とジョイントさせておりますが一般家庭ではこの継手は壁の中
もしくはコンクリートの中に埋め込まれてますので蛇口のみが露出しています。
蛇口を傷つかない道具で時計と反対周りに回すことで蛇口は取れます。
蛇口がグラグラしているだったり固くて蛇口が回らない時には無理をせず業者へ依頼
する事をおすすめします(グラグラは配管が割れる可能性がある)
外した蛇口を元に戻すには時計回りで蛇口を取り付けて下さい。
注意 : 蛇口のネジは壁、もしくはコンクリート内で隠れてしまいます。
水漏れしているかの確認は出来ませんので確実なシールテープの
巻きつけが必要です。シールが滑っていかの確認も出来ません。
経験が必要になる作業の為、シール材はご使用下さい。
パッキンの交換は簡単に行えると思いますが蛇口本体の交換をお考えの際には
慎重なご判断をお願いします。
水道パイプの接合
水道パイプ(HI塩ビパイプ) は専用の接着剤が必要です。
水道関係の接着剤には排水用の接着剤も存在しますのでもしご使用になる
機会がある場合には【耐衝撃性塩化ビニル管】の接着剤を購入して下さい。

パッキン交換、蛇口交換の方法についてお話をしてきましたがくれぐれも慎重に
作業は行って下さい。工事にはリスクを伴く事もございます。
ご自身で修理を行う際には十分にご理解して頂き作業を行って下さい。
修理がうまくいかなかった場合や修繕出来なかった場合でも当サイトでは
一切の責任を負えませんことをご了承願います。
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